2025年は、45歳という節目の年だった。
振り返ってみると、記録や成果以上に、「自分はどう生きたいのか」を問い続け、行動に移した一年だったように思う。
派手な結果ばかりではないし、うまくいかなかったこともある。
それでも、走ること・人とつながること・仕事に向き合うこと、そのすべてにおいて、自分なりにチャレンジし続けることができた一年だった。
■ コミュニティ|もう一度、人が集まる場所をつくる
長く続けてきたWindRunは、一度コミュニティサイトをクローズし、LINEへと場を移した。
形は変わったが、「人がつながり続けること」の本質は変わらない。
むしろ、肩肘張らずに戻ってこられる場所として、改めてWindRunの役割を見つめ直すきっかけになった。
そして、新たに立ち上げた LADY GO RUN。
女性が、走ることを通して前向きになれる場所をつくりたいという思いからのスタートだった。
まだ小さなコミュニティだけれど、だからこそ一人ひとりの変化や表情が見える。
ここから時間をかけて育てていきたい、大切な挑戦が始まった一年だった。
■ ランニング|結果だけでは測れない挑戦
ランニングでは、3週間おきに3本のフルマラソンに挑戦した。
- 金沢マラソン
- 神戸マラソン
- 福岡国際マラソン(DNF)
特に福岡国際マラソンでは、結果としてDNFという厳しい現実を突きつけられた。
ただ、挑戦しなければ味わえなかった経験でもある。
一方で、メタタイムトライアルでは年代別決勝に進出。
年齢を重ねても、工夫と積み重ねでまだ戦えることを確認できたのは、大きな収穫だった。
45歳。
もう若くはないが、終わってもいない。
そう実感できた一年だった。
■ 仕事|場所を変え、視点を広げる
仕事では、約4年務めた組織からの異動が決まり、大きな環境の変化を迎えた。
チームとしては、
他チームの分析やデータベース構築などを通じて、
自分の担当領域に閉じこもらず、全体の成果最大化に貢献できたと感じている。
また、個人的にも象徴的だったのが、
自分専用のシューズを作り、神戸マラソンに出場したこと。
他メーカーのシューズも履き比べ、データを取り、自分の走りの癖を理解した上でカスタマイズする。
走ることと仕事が、これほど自然に結びついた経験は初めてだった。
■ 45歳という節目で思うこと
2025年を振り返ると、
「無理をしない」ではなく
「納得できる挑戦を選ぶ」
そんな一年だったように思う。
走ることも、コミュニティも、仕事も、
どれか一つを切り捨てるのではなく、どう共存させるかを考え続けた。
次は50歳に向かう時間が始まる。
急ぐ必要はない。
でも、立ち止まりもしない。
これからも走りながら、選びながら、
自分なりのペースで前に進んでいきたい。