福岡国際マラソンDNF後の3週間。走れない時間が教えてくれたこと

福岡国際マラソンは、関門に引っかかってDNFという結果に終わりました。
その後、ずっと気になっていた左腰の痛みが強くなり、現在は3週間ほどジョギングしかできていません

走る距離も、これまでと比べるとかなり落としています。
それでも、痛みはなかなか引かず、鍼治療やマッサージなどにも通いながら、回復を待っている状態です。


目次

■ 思った以上に長引く腰の痛み

正直なところ、もう少し早く回復するだろうと思っていました。
ところが、日常生活では問題ないレベルでも、走ろうとすると腰に違和感が出る。

「少しならいけるかもしれない」
そう思って距離を伸ばすと、翌日にはまた張りや痛みが出る。

その繰り返しで、今は無理に走らず、
“走らない勇気”を選んでいる期間 です。

■ 一昨年と同じ状況、でも心境は違う

実は一昨年も、今回とよく似た状態になりました。
腰のトラブルで、1か月ほどまともに走れなかった 時期があります。

当時は、

  • 焦り
  • 苛立ち
  • 置いていかれるような不安

そんな感情ばかりが先に立っていました。

でも今回は、驚くほど落ち着いています。

「今はそういう時期なんだ」
「ここで無理をしても、長い目で見ればマイナスになる」

そう受け止められている自分がいます。

■ 目標は姫路城マラソン。でも、最優先は“治すこと”

2月末の姫路城マラソンが次の目標になります。
間に合えばもちろん走りたい。

ただ、今は
「間に合わせること」よりも「痛みのない状態に戻すこと」
を優先したいと考えています。

痛みを抱えたまま練習を再開しても、
結局どこかでまた止まることになる。

それなら、一度しっかりリセットして、
走れる身体を取り戻してから、また積み上げればいい。

■ 年齢を重ねるほど、ケアは“練習の一部”になる

年齢を重ねるにつれて、
「練習量」や「気合」だけではどうにもならないことが増えてきました。

その分、

  • 鍼治療
  • マッサージ
  • 可動域のチェック
  • 休養の質

こうしたケアそのものがトレーニングの一部になっていると感じます。

若い頃のように
「多少痛くても走れば治る」
そんな考え方は、もう通用しない。

今の自分に合ったやり方で、
長く走り続けるための選択をしていきたいと思います。

■ 走れない時間も、ランニングの一部

思うように走れない時間は、決して楽しいものではありません。
それでも、こうして立ち止まることでしか見えないものもある。

  • 身体の声に耳を傾けること
  • 焦らず待つこと
  • 回復を信じること

それも、ランニングの一部。

また走れるようになったとき、
きっと今とは違う感覚でスタートラインに立てるはずです。


🌱 まとめ(ひと言)

「治すことも、前に進むこと。」

今はそのフェーズだと思っています。

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書いた人

平野 賢(ひらの けん)
1980年生まれ|神戸在住
WindRun代表LADY GO RUN運営|サブ2.5を目指すランナー

40代で各種目の自己ベストを更新しながら、
大会レポート・練習ログ・トレーニング知識・
ランナーコミュニティ運営の学びを
「走る人生ノート」にまとめています。

Personal Best
・1500m:4'13"(41歳)
・3000m:8'58"(41歳)
・5000m:15'28"(40歳)
・ハーフ:1:11:25(41歳)
・フル:2:32:31(42歳)

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